隔離室の考え方について ①

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昨年の新型インフルエンザが流行してから、患者さんの隔離に対する意識が変わってきている。
先日の聞き取り調査の際にも、インフルエンザや風邪がはやっている時に内科系のクリニックに行くのは躊躇すると言う話がたくさん聞かれ、感染リスクがある患者さんに対しての配慮がされているクリニックを選びたいという声も聞かれた。

僕達の設計においても、一昨年まではクリニックで隔離室をつくることがあったのは小児科だけであったが、昨年中盤以降から、内科系のクリニックの設計において、隔離室をご要望されるドクターが増えてきている。
但し、この隔離室は、インフルエンザなどが流行っている場合は役に立つのであるが、特にそうしたものが流行っていない時には、何も使わない無駄な部屋になることが多い。
僕達の設計でも、普段はチャイルドスペースのように使って、インフルエンザなどが流行った時に隔離室として使うなどの提案を行ったりしているが、まだいろいろと考える余地はありそうだ。
また隔離室をつくっても、そうした病気が流行っている時には、1室では足りない場合が多く、また隔離室をつくっても、完全に動線が分けられる設計ができるとは限らない。

聞き取り調査では、隔離について面白い意見も聞かれた。
「インフルエンザが流行っている時はクリニックでは待たない」…と言う考え方だ。
これは「インフルエンザなどにかかっている患者さんを隔離しよう」という僕らの考え方とは違い、「インフルエンザなどにかかっていない患者さんが自ら隔離されよう」と言う考え方だ。
敢えて、「待合室の外で待つので外に待合椅子を置いてほしい」だとか、「待合室の外から順番待ち表示が見えるようにしてほしい」だとか、「車で待っているので連絡が入るようにしてほしい」だとか…。

今後、インフルエンザなどの感染をどう防ぐか(“院内感染”という言葉は使いたくない)ということも考えて、隔離の仕方も地域やケースによって変えていかないといけない。

…ちなみに。空調機や空気清浄機などでウィルス感染を防ぐような話があるが、あれは実際にはどのくらい感染を防ぐのに役立つのかは、僕的には疑問を持っている部分も多い。

Posted by clinic_conf   @   2010年9月12日 1 comments

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